羅盤舎において制作した小道具(アイテム)などを展示しております。
妖怪根付
主に、鳥山石燕の画集『画図百鬼夜行』シリーズを基に、鉄斎氏が制作した妖怪根付です。(材質はPVC)
赤子玉(アカゴダマ)
映画「さくや妖怪伝」に登場する妖怪。
元々は「百鬼夜行絵巻」にあるもので、名前が無かったことから、この映画に登場する際に名付けられました。
一反木綿(イッタンモメン)
鹿児島県大隅地方に棲む妖怪。
夜道に現れ、人の顔に巻きついて窒息させる恐ろしい妖怪であるが、「ゲゲゲの鬼太郎」においては移動手段として重宝される。
因みに原典である『大隅肝属郡方言集』では「イッタンモンメン」とあります。(「モンメン」は「木綿」の方言)
児啼爺(コナキジジ)
徳島県の山間部、祖谷山地方に棲む妖怪。
赤子の泣き声が聞こえるので抱き上げると、どんどん重くなり人間を圧死させてしまうという。
この根付は水木しげる氏の絵を基にしています。
毛羽毛現(ケウケゲン)
『今昔百鬼拾遺』下之巻-雨にある妖怪。
縁の下に現れるマルチーズ犬のような姿の妖怪である。
手水鉢と転げた柄杓と共に描かれているため、この根付の裏には柄杓が彫り込まれています。
網剪(アミキリ)
『画図百鬼夜行』前篇-陰にある妖怪。
干している衣服や漁師の網などを切り裂くだけの妖怪とされるが、解説が無いため定かではない。
この根付にも布を切り裂く姿で彫られており、尾が紐通し穴となっています。
釣瓶火(ツルベビ)
『画図百鬼夜行』前篇-陽にあるもの。
『百物語評判』にある釣瓶下しの怪火に、鳥山石燕が釣瓶火と名付けたとされる。
この根付は炎の揺らめきの間を紐通し穴にしています。
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さくや妖怪伝
「さくや妖怪伝」とは、トワーニが映画第1作として2000年に公開した現代妖怪映画の先駆けともいえる作品です。
江戸時代の宝永四年(1707年)という劇中の雰囲気や、人間と妖怪の共存というテーマを描いた点が大変素晴らしいため、映画の小道具をモチーフにした作品を制作してみました。
八重雲手鏡(やえくものてかがみ)
榊家に代々伝わる照魔鏡「八重雲鏡」を御霊分けして作られた携帯版の照魔鏡。
妖怪や怪異を察知し、映し出すことが出来るという。
八重雲拡大鏡
八重雲手鏡をモチーフにした拡大鏡。
表面は鏡になっており、軸を押し出すと拡大鏡が出てくる。
八重雲手鏡の小型版です。
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ぬらりひょんの孫
「ぬらりひょんの孫」とは、『週刊少年ジャンプ』(2012年8月からは『少年ジャンプNEXT!』)にて2008~2012年に連載された妖怪任侠漫画です。
「妖怪の孫」という21世紀に相応しく新しい切り口で、現代の妖怪世界を描いた意欲作です。
花開院ゆらの財布
中国で吉祥とされる蟾蜍(せんじょ ヒキガエル)をデザインした財布。魔除けの効果があり、美少女陰陽師・花開院ゆらは護符や式神を収納する為に使用している。
瑪瑙の数珠
花開院魔魅流が渡した、瑪瑙を使って組んだ数珠。これをはめて妖怪を拒絶する心を持ち、近距離で使うと妖怪を滅するという。但し、身代わりになるのは一回だけで、砕け散ったら効果はなくなるらしい。
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後輩書記とセンパイ会計
『後輩書記とセンパイ会計、不浄の美脚に挑む』、『後輩書記とセンパイ会計、不滅の陶器に挑む』とは、青砥十(あおと・みつる)さんのゆるふわ青春小説です。
「文系の女の子に見えて理系の僕に見えない何か」を気に掛ける後輩書記・ふみちゃんの為に、数学が得意な理屈屋で平凡な会計の数井センパイが、何とかしようと奮闘します。
毎回テーマとなる妖怪がいるのですが、話者のセンパイには見えていないのと、ふみちゃんの説明が雑なので、妖怪についての知識は一切得られません。
それでも、「不思議な出来事に向き合おう」とする数井センパイの対応ぶりと、ふみちゃんとの青春模様が心地よいです。
blogでも紹介しています。
ふみちゃんのしおり
有能なる後輩書記ふみちゃんが持っている、花柄のしおり。ふみちゃんが「文系の女の子に見えて理系の僕に見えない何か」を感じると、バタバタと反応します。
ふみちゃんのブックカバー
『後輩書記とセンパイ会計、不滅の陶器に挑む』の表紙で、有能なる後輩書記ふみちゃんが読んでいる本をモチーフにしたブックカバーです。
PDFはコチラでダウンロードできます。(パスワードは「fumichan」です)
※本のサイズに合わせて、新書:実線、文庫:点線で折り曲げてご使用ください。
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妖怪扇子
モノノケ市などでも活躍中のお里湯さんの妖怪扇子に影響されて、自分でも描いてみました。
こちらは妖怪を表現した「和歌」を一首詠むことで差別化していきたいと思います。
和歌が溜まったら、電子書籍とかで出してみたいですね。
タイトルは勿論、『萬妖集』で;
二面女
映画『妖怪大戦争』(大映・1968)、『さくや妖怪伝』(トワーニ・2000)に登場する、女の妖怪です。
一見すると美女のように見えますが、後頭部には醜い顔が付いています。
しかし、彼女はダイモンによって連れ去られた子供達を救出するなど、優しい心の持ち主です。
から傘
梅雨の時に描いた「から傘」です。一番有名な部類に入るのに、伝承も目撃例も不明な妖怪です。
水木御大をイメージして描いているので、このコが霊毛ちゃんちゃんこを着ると、眼からビームを出すんでしょうね。(妄想)
雪女
私の永遠の憧れ、雪女さんです。(爆)
『後輩書記』シリーズの表紙&挿絵担当の妖怪絵師・葛城アトリさんにもイラストを所望してしまうという前科もある私ですが、本気で嫁に欲しいです、雪女さん!!
ぬらりひょん
言わずと知れた「妖怪の総大将」ぬらりひょんです。
彼の偉大なる足跡を知りたい方は、資料室へどうぞ。
尚、ぬらりひょん扇子は羅盤舎ネットショップにて販売しております。
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